2026-05-22
zshのaliasで起動コマンドをショートカット化した
はじめに
Codex,agy,Claudeを日常的に使う際, yoloモードで起動することがなので, zshのaliasにしてショートカット化した.
aliasとは?
aliasは, シェルで長いコマンドに短い別名を付ける仕組みである. zshでは, alias ll='ls -la'のような形で登録できる.
例えば, 次のように書くと, llだけでls -laを実行できる.
alias ll='ls -la'
今回やったことも同じで, 長い起動コマンドにcdxyolo, agyyolo, cldyoloという短い名前を付けた. aliasは新しいツールを作る仕組みではなく, 既存コマンドの呼び出し方を固定するための薄いショートカットである.
追加したalias
~/.zshrcに追加したaliasは次の3つである.
alias cdxyolo='codex --search --sandbox=danger-full-access --ask-for-approval=never -c sandbox_workspace_write.network_access=true'
alias agyyolo='agy --dangerously-skip-permissions'
alias cldyolo='claude --dangerously-skip-permissions'
cdxyoloはCodexをWeb検索あり, フルアクセスのサンドボックス, 承認なしで起動する. agyyoloとcldyoloは, それぞれAntigravity CLIとClaude Codeを権限確認なしで起動するためのショートカットである.
背景
この設定を作ろうと思ったきっかけは, CLIエージェントを使う作業が増えたことだった. 自分の管理下にあるリポジトリで短時間に修正と確認を行いたい場面では, 毎回承認を挟むよりも一気に進めたいことが多々ある.
一方で, 権限を強くするほどセキュリティリスクや, 意図しない操作の影響範囲も大きくなる. そのため, 何を有効化しているのかを先に確認した.
Codexについてはcodex --helpを見て, 起動オプションを役割ごとに整理した.
--search: CodexにWeb検索を使わせるための指定. 実装中に最新の仕様や外部情報を確認したいときの入口になる.--sandbox=danger-full-access: Codexが実行するシェルコマンドに対して, Codex側のサンドボックス境界を大きく外す指定である.read-onlyやworkspace-writeより制限が弱く, ファイルシステムやネットワークの制限を外して動かす前提になる.--ask-for-approval=never: コマンド実行前の確認で止めない指定である. 失敗した場合も承認を求めて再実行する流れにはせず, 失敗結果をそのままCodexへ返す.-c sandbox_workspace_write.network_access=true:~/.codex/config.tomlに書く設定を, 今回の起動時だけ上書きする指定である. この値自体は名前どおりworkspace-write向けのネットワーク許可に関係するため,danger-full-accessと組み合わせる場合の主役ではない.
つまりこのaliasは, CodexにWeb検索を渡し, サンドボックス制限と承認待ちをできるだけ減らして起動するためのショートカットである. その分, 使う場所は自分が管理している作業ディレクトリに限定する必要がある.
試行錯誤したこと
自身のPCの既定シェルはzshに設定していたので, ~/.zshrcに追加した. bashなど他のシェルへ広げることもできるが, 今回の目的は自分が普段使うターミナルでショートカットとして登録することなので, zshに限定した.
次に, alias名が既存コマンドと衝突していないことを確認した. command -v cdxyolo, command -v agyyolo, command -v cldyoloが見つからない状態であることを見てから登録した.
さらに, 元になるagyとclaudeが実際にPATH上にあることも確認した. aliasだけを作っても, 元コマンドが存在しなければ起動時に失敗する. 今回はどちらも/home/sota411/.local/bin配下にあった.
登録後は, zsh -n ~/.zshrcで構文エラーがないことを確認し, zsh -ic 'alias cdxyolo'のように新しいzshセッション相当で読み込めることを確認した.
気をつけること
このaliasは便利だが, 通常利用の既定値にはしない. danger-full-accessやdangerously-skip-permissionsは, 読み書きやコマンド実行の制限を大きく緩める指定である. 信頼できないリポジトリや, 内容を把握していないディレクトリで使うべきではない.
自分の中では, 次の条件を満たすときだけ使うことにした.
- 作業ディレクトリが自分の管理下にある
- 変更内容を
git diffで確認できる - 外部から取得した不明なスクリプトを実行しない